スイス在住の皆さん、そして丁度この時期、日本からスイスにいらっしゃった皆さん、去る8月1日の建国記念日、どのようにお過ごしでしたか
FBの方でも建国記念日に関する投稿がいくつかありましたが、一般的にスイス人はこの日を非常に大切にしています
スイス人は愛国心が強い国民で、日頃から公共の場はもちろん自宅などにも国旗を掲げていたり、スイス国旗を模したグッズを携帯していたりしていることが多いです
当日も、街中に各州の旗があちらこちらでなびいていました
ちなみにこちらはチューリッヒが「金融の町」と言われる所以の場所でもある「Paradeplatz(パラーデプラッツ)」の一角。
「UBS銀行」にて。
今から約700年前の1291年8月1日、スイスの中のつの州(Uri州、Schwiez州、Unterwalden州)が同盟を結んだことに端を発し、この日をスイスの建国記念の日として制定されました
(ちなみに日本の建国記念日は、旧紀元節の神武天皇即位の日として2月11日に制定されました。)
さて、この日はスイス各地で様々なイベントが催されたわけですが、私が訪れたのはチューリッヒ市のお祭り、『Zuercher Bundesfeier(チューリッヒ連邦記念式典)』です
チューリッヒ市内の中心部にある「Buerkliplatz(ビュルクリプラッツ)」には既に多くの人だかり、そして屋台が出ていました
そして式典が行われる市庁舎前には巨大なスイス国旗
銃を手に伝統的な憲兵隊の衣装を纏った方々が、舞台前に一列に整列し
その中でチューリッヒ市市長である「Andres Tuerler(アンドレス テューラー)氏」が祝辞を述べました
その後、隊長の合図で銃に玉をこめ、一斉に天に向かって発射
市長があらかじめあいさつの中で、「憲兵隊がこれから銃を発射します。その音がかなり「爆音」ではありますがびっくりしないでくださいね」と断っていたのですが、想像以上の音のすごさにかなり驚いてしまいました
(そして子供が数人泣きわめくことになりました )
各州の旗に見送られながら、憲兵隊が退場し
アルプホルンの演奏が始まりました
実は私、スイスに来て実際アルプホルンを目にするのはこれが初めて
実物はかなり大きいものなんですね~
どっしりとしたアルプホルンに続いて、チューリッヒ市民楽団による演奏に合わせてスイス国旗を使用したパフォーマンスの披露
ちらほら落とす方もいましたが、それはそれは皆さん見事な旗さばき
そして、合唱団の方によるヨーデル
などなど、スイスをどっぷり感じられた記念式典でありました
この日は雲ひとつな快晴の天気に恵まれ、チューリッヒ湖はキラキラと輝き、遠くアルプスの山々も美しく見えました
来年の夏、スイス旅行を検討されている方、またはスイスでどのように建国記念日を過ごそうかとお考えの方、ぜひ参考にしてくださいね
『Zuercher Bundesfeier(チューリッヒ連邦記念式典)』
2013年プログラム
(独語)
http://www.bundesfeier.ch/page/content/view.asp?MenuID=31&ID=11&Menu=1&Item=4
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